茨城県地質調査業協会について

会長挨拶

通常総会

第39回総会挨拶(山口会長)

2020年から3年以上に渡り続いた新型コロナ感染症が今月8日より「5類感染症」の扱いに移行されました。分類変更後の扱いについては、各会社、各個人の判断に委ねられておりますが、どのように対処すべきか迷われることが多いのではないかと思います。3年という期間、これまで体験したことのない世界的な規制の中で過ごし、現在でも気兼ねなくマスクを外せるような雰囲気ではないと感じます。一日も早くそれらが解消されることを期待したいです。

令和4年度の当協会の活動については、感染対策を十分にとりながら活動を再開した1年であったと思います。そして令和5年度は、アフターコロナ社会の到来で働き方改革と生産性向上に向けた取り組みが求められております。ここ数年間、技術者単価が上昇し、国土強靭化対策も延長されるなど、我々の業界に対する期待度も増々高くなっております。当協会活動においては、若手育成プロジェクトの一環として中高生への業界PRや会員間の情報共有、研修会等の充実を図り、業界の安定のための活動を引き続き努めてまいりたいと考えております。

繰り返しになりますが、アフターコロナ社会が到来し、働き方、ライフスタイルの変化やデジタル化など社会変革がますます加速されていくと思います。今回のパンデミックの経験を教訓に、社会の変革に柔軟に対応し社業安定・発展につなげていただくことを祈念いたします。

令和5年5月30日
茨城県地質調査業協会
会長 山口 博司


通常総会

第39回総会挨拶(海老沢新会長)

本年度より、山口前会長の後任として会長に就任しました海老沢です。 山口前会長には、長きにわたる協会へのご尽力に対し厚く御礼申し上げます。

2020年から続く新型コロナウイルス感染症の蔓延は、未だ予断を許さない状況ですが、5月からは感染症法上の位置づけが2類相当から5類へ引き下げられ、コロナ禍前の日常に近い生活環境が取り戻されつつあります。それに伴い、社会・経済活動も今後改善が進むものと思いますが、世界に目を向けますと、ロシアによるウクライナ侵攻や世界的な金融不安といった事態が続いております。さらにエネルギー価格の上昇や各種資材の不足・価格上昇といった見通しの立たない状況が依然として続いており、私たち地質調査業もこのような環境の変化に対応を迫られているところです。

さて、昨年度1年間の活動を振り返りますと、一昨年に比べ少しずつではありますが、通常の協会活動に近い内容とすることができたのではないかと思います。3年ぶりの開催となった建設フェスタでは、久しぶりに参加した子供たちの笑顔を見ることができました。フェスタでのパネル展示や解説では、将来の担い手となる子供たちに対し、私たちの仕事を知ってもらうには絶好の機会であると思いますので、今後もぜひ継続していきたいと思います。また、昨年度は2回現場見学会を開催することができましたが、これらを通じて会員の方々のさらなる知識の広がりと資質の向上を図ることも重要な協会活動の一環だと考えます。

現在、我が国では人口減少・少子高齢化に伴う生産人口の減少などの問題が山積しておりますが、そのような環境においても若い方々に地質調査業の魅力を発信し、次世代の担い手確保・育成・技術の継承を推し進めていくことがわが協会の重要な使命です。従来の業務の仕組みや技術体系を、DXやICTといった新技術を活用し、時代のニーズに合わせて再構築することで、生産性の向上と業務効率化を図るとともに、技術者の労働環境の改善にも取り組むことが喫緊の課題だと考えます。

そして来年度は当協会の創設40周年目の節目の年を迎えます。今年度はそれに向けて協会として、会員の皆様のご協力を得ながら、様々な施策・記念事業を実施していきたいと考えております。

まだ新型コロナや社会情勢の不安定さは続いていますが、社会インフラ設備や災害対応などのあらゆる場面において、当協会としても協会活動を通じて社会貢献に邁進していきたいと考えておりますので、会員の皆様には今後もご協力・ご支援を賜りますようお願い申し上げます。

令和5年5月30日
茨城県地質調査業協会
新会長 海老沢 薫

協会概要

名称
茨城県地質調査業協会
所在地
〒311-4164 茨城県水戸市谷津町1-23
茨城県測量設計会館内
連絡先
TEL:029-257-6517 FAX:029-257-6518